当社社長よりコメント
――――― 世界遺産サクサイワマン。インカの遺跡であるこの城塞跡の石組みは、最大数百トンもの巨石を用いたもので、その石と石の接合面は“カミソリの刃も入る隙間もない”と形容されるほどの、高度な加工技術が用いられている。
当社へご興味を頂いた方から、“どのような製品を作っているのか”とのご質問を頂きます。当然のご質問ではあるのですが、実は最もご説明しにくいのです。
何故なら、普段の生活の中では、まず目にすることのないものばかりだからです。
自動車や建設などに携わっていれば、「あの車」もしくは「あの建物」といった様に、具体的に説明しやすく、また、お聞きになられた方も、イメージしやすいと思います。
当社では、最大約20トン程の重量があり、大きさは時に直径7メートル程にもなります。また、これらの製品が活用されている場所は、発電所やプラント、または大規模な製造工場などで、小中学生の社会科見学や、写真や映像で見ることが出来るかどうかといった様なものばかりです。
また、これらの製品の中には、百分の一ミリ単位の精度を要求されるものも、少なくありません。ですから、製作作業時の図面は、何千ミリから百分の一ミリまでの寸法が記載されたものになります。
そして、この要求を満たす精度を有する、最新の工作機械や工具を用いて、世にお客様のご要望の製品を産み出しています。
太古の人類の知恵と技術に驚かされる一方で、現代に生きる我々もまた、“どのようにしたら、この様に出来るのか”とお客様を驚かせ、ご満足いただければと思うのです。
もし、自分の産み出した製品によって、社会に貢献し、身の回りの生活を支え、そしてお客様に驚きを与え、誇りと喜びを持って仕事をすることに、共感頂けましたら、ご連絡下さい。お待ちしております。
辻機械工業株式会社 代表取締役社長 辻 正夫